Extra Report 14_02.

『G20シリーズ&アンサーウェッジ・パター&シドニーパターの新製品発表会に行ってきました!その2』

【これからのピンのビジョン】
こちらが今回の新製品発表会場。いつもはこういったプレゼン形式ではないので妙に新鮮ですね。
さて、Oさんの示すこれからのピンのビジョンですが、
まずはゴルフ業界を取り巻く現状説明から入る形になりました。
それによると日本では今年3月に起こった大震災の影響などもあり、
業界全体の売り上げが10%程度低迷しているとのこと。

その中でも良いニュースはいくつかあり、
ピンのアイアンやパターは昨年を越える売り上げを記録したそうです。
特にアンサーアイアンは今年度のアイアン売上4割ほどを占めたらしく、
「ユーザーの裾野を広げる・ピンの知名度を高める」
という効果は大いにあったのではないかなと思います。
それで今回アンサーにウェッジが加わったのかもしれません。アンサーウェッジに関する説明はまた後ほど。
ちなみに当店のアイアン売り上げランキングは、
「G15、i15、アンサー、S56」の順です(K15は発売から日が浅いので除外)。
これは当店をご利用頂いているお客様に初心者の方が多いということや、
フィッティング結果重視の方が多いこと(軟鉄鍛造であることに重きを置いていない)
などが理由として挙げられると思います。

そしてこの結果を元にジョンK新社長が提言したのが、
日本とアメリカの価格差を無くしたい
という(結構驚きの)ビジョンです。
この笑顔の裏でそんなこと考えてたんですか…。(写真は今年2月のジャパンゴルフフェアの時に撮影したものです)
ジョンK新社長は
「日本とアメリカではクラブの値段が違いすぎる」「ピンの市場を広げるだけではダメ。まずは日本のゴルフの裾野そのものを広げる必要がある」
と考えているらしく、それには値段をアメリカの価格(つまり安い)に近づけて、
もっと多くの方にゴルフに親しんでもらわねばならないと。
で、それが結果的にピンの市場拡大にも繋がるんだよと、そういうことのようです。
この笑顔の裏でそんなことを…!(しつこいですね^^;)いや〜、それにしてもいきなり大胆な改革に乗り出しましたね。
Oさんによるといきなり完璧にアメリカと同じ値段にするのは難しいけど、
今回のG20では従来モデルに比べてもかなり安く買える値段設定にした※1とのこと。
確かに値段が安ければ人目に触れる機会も増えると思います。
が、分かっていても値下げというのは簡単にできないものです。
これはまた随分と大胆なやり方に出たなぁと、管理人は若干の衝撃を受けました。

以上でOさんの話は終わりだったんですが、
今回のこの話は聞いていてかなり興味深く、また面白く感じました。
今までもビジョン的なものを示してもらうことはありましたが、
ここまで大局的というか長期的視野を感じられるビジョンではなかったんですよね。
当店が常々このサイトで伝えていることと共通する部分も多いですし、
やはり社長が変わったことによる変化があるんだなと強く感じました。



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