Extra Report 15_05.

『i20シリーズの新製品発表会に行ってきました!その5』

【最後はi20アイアン!よりシャープで精悍な感じになりました!】
i20シリーズ、最後に紹介されたのは『i20アイアン』!
i15はやや大きめのオフセットでやさしいイメージでしたが、
今回のモデルではかなりシャープで精悍な感じに変わっていました。
またネックセルが標準装着になったのも大きな変更点の一つですね。
発表会後に撮影したi20アイアンの7番です。i15アイアンに比べてオフセットが小さく、シャープな感じになっていますね。
ちなみにオフセットの数値的な違いですが、
i15に比べて0.05インチ(約1.3mmほど)小さくなっているようです。
書き出してみると僅かな違いですが、実際に構えるとかなりストレートに見えます。
そしてこちらが会場で発表されたi20アイアンの情報です。ヘッドのMOI(慣性モーメント)は増加しましたが、シャフト軸を回転の中心としたMOIは低く、操作しやすくなっています。
ちなみに上画像一番下の
「14%(3番)-20%(7番)-22%(ウェッジ)」は、
「シャフト軸を回転の中心とした場合のヘッドのMOI」を、
G20アイアンと比較したもの
ではないかと思います。

これはつまり、細かく操作したいウェッジ類のMOIは低めに設計し、
易しく打ちたいロングアイアンのMOIは高めに設計している、

と考えて良いのではないかなと。
また、CTPのデザインもS56アイアンのような指し込み式に変わりました。スタビライジングバーもS56のような形状に変更されていますね。
CTP※1、スタビライジングバー※2と専門的な用語が続いたので、
画面最下部の注釈にまとめておきました。ピンのクラブが初めての方はぜひご覧下さい。

i5〜i15は全て楕円型のCTPだったことを考えると、なかなか思いきった変革ですね。
カラーリングが黒と銀のツートンになったことも相まって、
なんだかiシリーズというより「易しめのS56」といった印象になりました。
こちらは前作i15でも評判の良かった「プログレッシブ・オフセット・デザイン」ですね。ストレートフェース設計と表現されていますが、実質的には同じものです。
長い番手ほどオフセットが強くフェースが大きい
「プログレッシブ・オフセット・デザイン」も健在。

ショートアイアンの正確性・操作性がi10よりも高い気がして、
管理人がi10からi15に買い換えるきっかけになった機能です。
このお陰でロングアイアンも易しくなっています。

やっぱりショートアイアンでオフセットが大きいと引っ掛けそうで怖いですよね。
EYE2 XGくらい特徴的な形状ならあまり気にならないと思うんですが。
左から3番アイアン、6番アイアン、9番アイアン。全体的にオフセットはi15アイアンより小さくなっています。
また、
「非常に細かい部分ですが、こんなところにも気を払って商品開発しています」
という前置きの後に紹介があったのがこちら。
小さな変更点ながら易しさに大きな違いをもたらすのがこちらの新デザインキャビティ。番手によってトップレールの傾き度合いを変えて重心位置を調整している。
トップレールの傾きに注意してご覧下さい。
長い番手は重心が後方に向かうよう、傾きが弱く(後ろに伸びて)なっていますよね。
逆に短い番手は重心が前方に向かうよう、傾きが強く(斜め下を向いて)なっています。

ドライバーのページ中ほどでも簡単に説明しましたが、
ゴルフクラブのヘッドは、重心が後方に向かえば向かうほど弾道が高くなります。

つまりトップレールの微妙なデザインの違いは、
ロングアイアンは打ち出しの高い弾道でキャリーを稼ぎ、
ショートアイアンは中低弾道でボールをコントロールする、
というために施された工夫というわけです。

それにしても、そこまでするか、という感じではありますね(^_^;)
「前作より数値的に上回っていなければ新作は出さない」
というピンのモットーというか、開発陣の執念を感じます。
そしてこちらがi20アイアンの特徴まとめ。i15アイアンに比べ、全体的に上級者好みな感じになりましたね。
個人的に今回のヒットはドライバーとアイアンでしたね。
ドライバーはi15よりもやさしく、でも操作性はしっかりあるという、
上級者向けながらバランスの良いいいドライバーでした。

またアイアンは前作i15の見た目の違和感(大きなオフセット)を修正しつつ、
新CTPとスタビライジングバーで打感をしっかり向上、
番手に合わせた弾道の高さでコースを攻略していけるいいアイアンに仕上がっています。

今のG20、i20、S56、K15はまさに4本柱といった感じですね。
改良の余地があるとしたらKシリーズでしょうか。
ドライバー、FWは他のシリーズとしっかり差別化できていますので、
アイアン、ハイブリッドも独自の進化を追い求めてほしいところです。



最後は「あの」特別ゲストが登場!お見逃し無く!

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