Extra Report 21_02.

『G30シリーズ、ついに登場!その2(G30フェアウェイウッド&ハイブリッド)』

【G30フェアウェイウッドにもタービュレーター搭載】

そしてG30フェアウェイウッドですが、
新たに採用された機能はG30ドライバーとほぼ同一です。
G30フェアウェイウッドのソール
ロフト調節は±1度まで可能になっていますし、
空気抵抗を抑える『タービュレーター』も搭載されています。 G30フェアウェイウッドを上から見た画像
また、プレイヤーテストの結果は…
G25フェアウェイウッドと比べ、ヘッドスピードは+0.4メートル毎秒、ボール初速は0.89メートル毎秒アップ。前後左右のブレは約15%安定している。
と、ご覧の通り。前作と比べても数値面でかなりの向上が見られます。

ロフトは3番が14.5度、5番が18度、7番が21度となっていますが、
どれも±1度までロフトが調整できるのが嬉しいですね。

G30フェアウェイウッドのフェース面
また、フェースやクラウンの形状にも変更がかけられており、
フェース面は約1mm高くなり、ヒール側が拡大。更にクラウンがフラットになった。
など、細かく調整されています。

クラウンは実際にフラットにしただけではなく、
視覚効果も利用してよりフラットに見せているようですね。
これにより得られる効果については詳しく言及されていませんが、
(恐らく)ヘッドが大きく見えるので安心感を感じられるのかな、と。




【飛距離はキャリーで約4ヤードアップ!】

ちなみに、今作ではフェースに使用される素材も変更されています。
従来の「17-4ステンレススチール」ではなく、
475カーペンター・スチール
になり、フェース中心部は前作より約28%薄くなりました。
またフェースの強度が33%、フェースの「たわみ」も0.15インチ増したため、 反発力は大幅にアップし、ドライバーの規制限界値である257μsに迫る、225μsまで上昇しています。
ちなみにプレイヤーテストの結果では、
平均飛距離がキャリーで約4ヤードアップ
しているとのこと。
キャリーで4ヤードUPとなると総合的な飛距離は相当伸びますね。

というわけで、G30フェアウェイウッドもドライバーに負けず劣らず、
非常に高いレベルでパワーアップが図られています。




【飛距離・方向性ともに進化!G30ハイブリッド】

さて、次はG30ハイブリッドです。
G30ハイブリッドのフェース面
こちらはフェースの素材こそ変更されていませんが、
素材の熱処理方法を変えることで、ヘッドの強度を上げて反発力をアップ
させており※1、結果的に飛距離を(G25ハイブリッドより)
2.5ヤードアップさせる
ことに成功しています。
G30ハイブリッドを上から見たイメージ
また外観の変更としてはトップレールをフラットにしている※2ほか、
前作よりもオフセットを多めに(平均で0.5mm大きめ)とり、
番手ごとにオフセットの度合いを変えて捕まりやすくする、

といった工夫も施されていますね。

またヘッドの内部には、
G30ハイブリッドのソール内部
逆の「U」の字を書くような形でウェイトが配されており、
トゥとヒールに重量を分散することで慣性モーメントを高め、
重心を低く深くする役割を果たしています。

これらの改良の結果、プレイヤーテストでは
ボールの初速が+0.4m/s、ボールの打ち出し角度が−0.3度、ボールのスピン量が−60回転
と大幅に改善されており、その結果2.5ヤードの飛距離増に成功しています。




【G30フェアウェイウッド&G30ハイブリッドまとめ】

個人的にはG30ハイブリッドが面白いなと思いました。
素材の熱処理方法で飛距離が変わるというのが盲点だったんですよね。

ピンのアイアンではライ角を調整できるよう幾度も熱処理を施しますが、
これはあくまで頑丈さと柔軟さを両立させるために行う熱処理であって、
飛距離とは直接関係無いものと勝手に思い込んでいました。

ピンの開発陣は色んなところに目をつけるな〜と妙に感心してしまいましたね。

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次はG30アイアンをご紹介します!

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