Staff Report 02.

『G10シリーズ&i10アイアン、試打してみました。』

▼ 新モデル、試打してみました! ▼
9/4にピンの営業さんが新モデルの一部を持って当店に来店してくれました。
一部のモデル(G10アイアン、ツアーWウェッジ、カーステンパター等)はまだ
サンプルが入ってきていないらしく打てなかったのですが、今回打つことの
できたモデルの感想をメルマガ読者の方にいち早くお知らせいたします。
(実はこの試打レポート、9/8にメルマガでお知らせしたものです^^;(※1))


▼ 柔らかいエラストマー樹脂で抜群の打感『 i10 アイアン 』 ▼
ネット上でも既に大きな話題になっている『 i10 アイアン 』。
まず驚いたのはヘッドの小ささです。『 i5 』と比較した写真も撮りましたが、
i10アイアンとi5アイアンの大きさ比較写真
明らかにi10アイアンの方が小さく、トップブレードも大幅に薄くなっています。
オフセットもやや小さくなっており、i5アイアンを所有されている方がi10に
移行するのはちょっと勇気がいるかもしれませんね。

現在『 i3 ブレード 』や『 i3+ ブレード 』をお持ちの方が、柔らかい打感や
飛距離を求めて切り替えるというカタチだと一番しっくり来る気がします。
また『 S58 』や『 S59 』などのブレードタイプが好きだけど、ちょっと難しく
感じる方などにもお勧めできそうです。

ちなみにG5やRaptureが大好きな方は移行しない方がいいと思います^^;
上達するに従ってG5 → i5へと移行するのはいいと思うのですが、
G5 → i10への移行は構えた際のプレッシャーがかなり違いますので。

そしてi10アイアンの打感ですが、これはびっくりするほどいいです。
驚いたことに、フェース背面のウェイト(楕円形のメダルのような部分)が
指で強く押せばへこむくらい柔らかい素材に変更されています。
i10アイアンの新しいウェイト写真
今までフェース背面に装着されるウェイトは硬い金属製だったのですが、
柔らかい素材に変更したことで大幅に衝撃吸収力がアップしているそうです。
日本のピン公式サイトにこういった情報が掲載されていないのは残念ですが、
このバックウェイトの素材変更はかなり大きな効果をもたらしていると思います。
極端な話、軟鉄のアイアンといい勝負ができるくらいの素晴らしい打感です。

最後に、日本のみの仕様として、i10アイアンのみ仕上げが「サテン仕上げ」に
なっています。G10アイアンは今までどおりのざらついた仕上げなんですが、
i10アイアンはとても滑らかな手触りですね。このモデルは人気が出そうです。


▼ 見た目は殆どラプチャーと一緒?『 G10 ハイブリッド 』 ▼
次はG10ハイブリッドの紹介です。
見た目はラプチャーハイブリッドと殆ど変わりませんが、打感はかなり
違いますね。G10シリーズは全体的に「カキーン!」と弾く感じが強く、
ラプチャーの柔らかい打感を物足りなく感じる方に受けがいいかも
しれません。このG10ハイブリッドもインパクトで反発する感触をかなり
強く感じました。この辺は好みが分かれそうです。

またG5ハイブリッドの特徴として強いグースで捕まりがいい、というのが
ありますが、今回のG10ハイブリッドは殆どグースが入っていません。
ラプチャーと比べればわずかにグースがありますが、かなりストレートな
形状をしていて、ラプチャーそっくりと言っても過言ではないほどです。
G5&G10&ラプチャー各ハイブリッドの比較写真
↑G5ハイブリッドは22度、G10は18度、ラプチャーは24度です。

上の写真だとわかりにくいですが、ヘッドサイズはラプチャーよりやや大きく、
安心感があります。とはいえ、G5ハイブリッドのグースに慣れた方が
G10ハイブリッドに移行すると、これまた見た目が変わりすぎて戸惑うかも
しれません。ちょっと難しいところです。G5ハイブリッドはヘッドが小さく
アイアン感覚で振れるのが魅力だと思いますので、G5ハイブリッドが気に入って
いる方は無理に移行する必要は無いかな?と思います。
(G10の方が低・深重心化が進んでいるため、飛距離やより高い安定性を求める
場合は買い替えてもOKだと思います)

逆に初めてのハイブリッドにG10を選ぶのは、コストパフォーマンスの高さから
言ってもお勧めですね。ロフトバリエーションも多いので、ロングアイアン代わりに
とりあえず一本入れてみるというのが無難だと思います。


▼ お勧め!『 G10 フェアウェイウッド 』 ▼
前から見ても横から見ても平べったい『 G10 フェアウェイウッド 』。
これはかなりお勧めかもしれません。3番はティグラウンドから打つことを
考えてラプチャー、5番、7番はラフなど過酷な状況から打つことも考えて
G10、と混合したセットを組む方も増えてきそうです。

まず構えたときに一番強く感じたのはヘッドの小ささです。ラプチャーや
G5よりも更にヘッドが小さく、操作性の良さそうな顔つきをしています。
G10&ラプチャーフェアウェイウッドの比較写真
またG5よりも重心が低くなっていることもあってかボールが上がりやすく、
飛距離も相当出ていました。こちらも打感はラプチャーより硬く、カキーン!
と弾く感じですね。ボールの直進性も素晴らしいと思います。

今回打てなかったG10アイアンを除けば、このG10フェアウェイウッドが
G10シリーズでは最もヒットしそうな気がします。ロッカーソールではなくなった
ことで振り抜きづらくなるのではと心配していましたが、ヘッドそのものが
小さくなっているため殆ど影響もなく、強烈な棒球がビシバシ出ました。

G5やラプチャーとは形状が違うので検討は必要だと思いますが、お勧めです。


▼ 社長に評判の良かった『 G10 ドライバー 』 ▼
最後は『 G10 ドライバー 』です。
G10&ラプチャードライバーの比較写真
G5ドライバーよりも初速自体が大幅にアップしているため、現在G5を
お使いの方がそのまま移行してきて一番違いを感じやすいモデルだと
思います。打感・打音にこだわったという触れ込みの通り、芯でインパクト
した時の音はなかなかの心地良さ。

筆者は『 ラプチャー 』のクラウンがグッとたわんで弾き飛ばすような打感が
大好きなのでちょっと違和感がありましたが、当店の社長には大好評でした。
フルチタンの打感が好きな方にはたまらないのではないかと思います。

また、ラプチャーを使っていて『 なぜか飛ばない… 』と感じた方は、こちらの
G10ドライバーの方が合っているかもしれません。明確な理由があるわけでは
無いのですが、『 ラプチャー合わない → G10だと何故か飛ぶ 』というケースが
多いようで、営業さんも困っている様子でした。逆にラプチャーで飛ぶ人が無理に
G10へ買い換える必要性はあまり無いように思います(自分に合うかどうか試してみる
のはいいと思いますが^^;)。

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